アレサ1(GB)

冒険好きな16歳の女の子、マテリアは、ある日自分が悪の魔法使いハワードに滅ぼされたアレサ王国の王家の生き残りだと知ります。
剣士シビル、魔法人形ドールという仲間を得て、ハワードにさらわれた双子の妹と、とてつもない力を秘めていると言われる「アレサの指輪」を取り戻し、あまつさえ王国も再建しちゃう、とてもお約束なストーリーのRPGです。
でも、システムは若干妙(笑)です。
「指輪物語」ファンはにやりとするかもしれない小ネタも。


何が好きって、ドールとマテリアのコンビが大好きなのです。記念すべき出会い編v
GB版を3,2,1とさかのぼってプレイしたので、マテリアの顔や裸鎧にぎょっとしました(笑)。でもドールはこのころが一番好きかも。かわいいv
このころのドールはこれといったせりふがないのですが、失踪するわ裏切るわ自爆するわでとても目の離せないやつです。

印象深いのは「アレサ」として襲いかかった彼を許したときのマテリアのせりふ。
「昔は仲間だったじゃないの。ごめんね、けんかしちゃって」
バカっぽ…じゃなくて、器のでかい娘さんです。殺し合いした直後なのに。(このゲーム、敵を倒したり、仲間が戦闘不能になったときのメッセージが「〜は死んだ!」なんです)

一番びびったのはハワード戦全般。数で勝負というのは何も間違ってませんが、ラスボス倒しに来たのに最初の町近辺でうろついてるようなやつとまで戦わされるとは思わなかった。さらにその数の応酬に弱音を吐くマテリア。コンピュータRPGでそんなことがおこるとは。そしてメインイベント(違)ドール自爆。
マテリアのためにハワードと自爆しちゃうんですよ! もう二人の絆の深さに妄想大爆発ですね!
…ていうか中ボスフルコースで、結局「大ボス」とは対戦しないままにゲーム終了してしまいます。なんか消化不良です。楽だけど。
そして大爆笑なのはマテリアが「あなたのこと忘れないわ」と涙に暮れながら凱旋すると、ドールの制作者があっさり「復活させてみせるわ!」と。
軽! 軽いよドールの命! そりゃ嬉しいけど!

ところで旅の仲間にシビルという剣士がいたのですが、彼はマテリアの妹エミリータと電撃結婚して、新生アレサ王国の王様になってしまいました。主人公と初めて仲間になる異性のキャラがくっつく、というお約束を裏切ってます。
裏切ったからこんなにハマっちゃったんですが。

それから仲間が死んで困ってる娘から金をむしり取る母親。あんた鬼だよ(笑)。

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